治療事例紹介

肩関節周囲炎(五十肩)

  • 肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)とは、中高年者でさしたる誘因がなく肩痛および可動域制限をきたし、腱板断裂や石灰沈着性腱板炎などの疾患が除外された疾患が定義とされています。

症状

肩関節の動きを伴う様々な動作で症状が出ます。

  • 関節がかたまって手が挙がらない
  • じっとしていても痛い(強い痛み、じわーとした痛み)
  • 夜、痛くて目が覚める
  • 髪をとく時に痛い
  • 洗濯物を干す時に痛い
  • ベルトを通す時に痛い
  • エプロンの紐を縛る時に痛い

痛み・可動域制限の原因

年齢からくる肩関節の退行変性(質の低下、動きの低下)は原因として考えられます。
また、日頃の運動不足や仕事などで同一姿勢が長時間続くことで、姿勢が悪くなり、骨盤や胸、背骨の動きが無意識のうちに低下することから始まるものだと考えられます。

胸や肩甲骨が動かない分、退行変性のある肩関節自体に些細な日常生活動作でも過剰な負担がかかります。
次第に肩関節の炎症がおこり、痛みも生じ、肩の動きをおさえようとして肩関節周囲筋の緊張がおこり、可動域制限をきたすものと考えられます。

治療方法

  • 投薬、注射…炎症を早期に取り除く必要があります。
  • 理学療法……筋緊張のある肩関節周囲筋や腱の癒着などを取り除く運動療法が必要です。
  • 手術療法……難治性の肩関節拘縮では時に手術が必要な場合があります。

 

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