治療事例紹介

PRP療法・APS療法

PRP療法、APS療法による再生医療を始めました!

PRP療法 

PRP(多血小板血漿;Platelet-Rich Plasma)

 血小板を多量に含んだ血漿のことです。
 PRPは患者さん自身の血液から血小板を抽出して作製します。

PRP療法 

 血小板が持つ組織の修復力を促す治療です。
 血小板には主に「血液を固めるはたらき」と「組織の修復を促す成長因子を出すはたらき」があります。血小板を多量に含んでいるPRPを傷んでいる部分に注入することで、自分自身がもともと持っている修復力を引き出すことができる治療がPRP療法です。

PRP療法の適用疾患 

  • 上腕骨外上顆炎(テニス肘)
  • アキレス腱炎
  • 膝蓋靭帯炎
  • 足底腱膜炎
  • 筋損傷(肉離れ)

 そのほか様々な疾患への応用が検討されています。痛みを和らげる作用が期待されます。

治療の方法 

 PRP療法はスリーステップです。

Step 1;採血…ご自身の血液を 約18mL or 約26mL 採血

Step 2;加工…キットを用いてPRPを抽出

Step 3;注入…患部にPRPを注入

 3つのステップは1時間ほどで提供可能です(医師の判断によります)

治療回数 

 回数に関して特別な決まりはありません。対象疾患や症状に応じて1~3回投与します。痛みが再発したら、数カ月して再度施行する場合があります。

治療にかかる費用 

 この治療は公的保険の対象ではありません。当院所定の施術料をお支払いいただきます。

施術料…PRP治療1回 ジンマー    100,000円(税別)
            京セラ    50,000円(税別)
            京セラ(学割)30,000円(税別)

PRP療法のメリット・デメリット 

  • メリット……自己血液を使うために安全性も高く、体に負担の少ない治療法です。
  • デメリット…自由診療のため患者さんの治療費の負担が大きくなることです。 また、患者さんによって治療効果に個人差がある点もPRP療法の欠点であり、今後の大きな課題であるといえます。

PRP療法についてさらに詳しく 

Q. ステロイド剤を服用しています。受けられますか?

A. 施術の2週間前から服用を中止する必要があります。処方していただいている医師に、中止が可能かあらかじめご確認ください。

 

Q. 痛み止め(消炎鎮痛剤)を服用しています。受けられますか?

A. 施術の1週間前から服用を中止する必要があります。処方していただいている医師に、中止が可能かあらかじめご確認ください。

 

Q. 治療を受けられない場合がありますか?

A. がんで治療中の方、活動性炎症疾患(リウマチ、膠原病など)で治療中の方、1カ月以内に本治療を受けたことのある方、重篤な合併症(心疾患、肺疾患、肝疾患、腎疾患、出血傾向、コントロール不良な糖尿病・高血圧など)を有する方、薬剤過敏症の既往歴のある方。そのほか詳しくはお尋ねください。

 

APS療法 

変形性膝関節症に対する治療のこれまで 

 初期の変形性膝関節症に対する治療は保存療法が行われ、進行期から末期の変形性膝関節症に対しては手術療法が行われています。保存的治療としては、減量や運動療法(筋トレなど)、消炎鎮痛剤の湿布や飲み薬、ヒアルロン酸の関節内注射、等が行われます。手術療法としては、膝周辺骨切り術(高位脛骨骨切り術)、人工関節置換術などが中心となります。

 

APS療法とは? 

 APSとは自己タンパク質溶液、Autologous Protein Solutionのことで、患者さんのご自身の血液から炎症を抑える良いタンパク質と、軟骨の良好な状態を維持する成長因子を、高濃度に抽出したものです。

 APSは血液から上記のPRPをまず分離し、さらに特別な加工を加えることで、変形性膝関節症の治療に有効と言われる成分を高濃度に含むため、次世代PRPと言われます。

 APS療法はヨーロッパではすでに治療法として承認されていて、アメリカでも有効性の確認が進んでいます。自己血液を使うために安全性も高く、体に負担の少ない治療法です。

 

APS療法の適用疾患 

 肩、肘、手関節、股関節、膝、足関節の変形性関節症

治療の方法 

 APS療法はスリーステップです。

Step 1;採血…ご自身の血液を約55mL採血

Step 2;加工…キットを用いてAPSを抽出

Step 3;注入…関節内にAPSを注入

 3つのステップは1時間ほどで提供可能です(医師の判断によります)

治療にかかる費用 

 この治療は公的保険の対象ではありません。当院所定の施術料をお支払いいただきます。

施術料…APS関節内投与1回 300,000円(税別)

APS療法のメリット・デメリット 

  • メリット……自己血液を使うために安全性も高く、体に負担の少ない治療法です。
  • デメリット…自由診療のため患者さんの治療費が自費となります。 注射後に同部位に疼痛や発赤を生じることが稀にあります。また、患者さんによって治療効果に個人差がある点もAPS療法の欠点であり、今後の大きな課題であるといえます。

APS療法についてさらに詳しく 

Q. APS療法で変形性膝関節症は治りますか?

A. APS療法は関節の痛みや炎症を改善させることを目的としています。炎症を抑えることで、軟骨が破壊されることを防ぐことが期待されます。

 

Q. APS療法による痛みの改善効果はどれくらい持続しますか?

A. 外国論文では、APSを1回注入後、効果は24カ月持続することが報告されています。

 

Q. APS療法は安全ですか?

A. APS療法は患者さん自身の血液を利用しているため安全性も高く、来院した当日に注射を受けられる、体への負担が少ない治療法です。

 

Q. 膝を切開しますか?

A. 膝の切開は必要ありません。APS療法は患者さん自身の血液から抽出したAPSを膝関節に注入するだけなので、膝を切開する必要はなく、入院不要で来院当日に治療が可能です。

 

Q. 効果はどれくらいで現れますか?

A. 個人差はありますが、注入後約1週間で効果を実感する方もいます。

 

Q;治療後は通常通り活動してよいですか?

A. APS療法施行後、14日間(2週間)は活動レベルを最小限にしてください。スポーツ活動は避けてください。

 

Q. 年齢による制限はありますか?

A. 体に負担の少ない治療法なので、高齢の方でもAPS療法を受けることができます。

 

Q. どうして自由診療なのですか?

A. APS療法は保険適応前の新しい治療だからです。APS療法の安全性は確立されていますが、有効性がまだ検討段階なので、健康保険が使用できず自由診療となります。しかし、今現在つらい痛みを抱えて、何とかしたいと考えている患者さんに治療方法の選択肢を提供するために、当院ではAPS療法を行っています。

 

Q. ステロイド剤を服用しています。受けられますか?

A. 施術の2週間前から服用を中止する必要があります。処方していただいている医師に、中止が可能かあらかじめご確認ください。

 

Q. 痛み止め(消炎鎮痛剤)を服用しています。受けられますか?

A. 施術の1週間前から服用を中止する必要があります。処方していただいている医師に、中止が可能かあらかじめご確認ください。

 

Q. 治療を受けられない場合がありますか?

A. がんで治療中の方、活動性炎症疾患(リウマチ、膠原病など)で治療中の方、1カ月以内に本治療を受けたことのある方、重篤な合併症(心疾患、肺疾患、肝疾患、腎疾患、出血傾向、コントロール不良な糖尿病・高血圧など)を有する方、薬剤過敏症の既往歴のある方。そのほか詳しくはお尋ねください。

 

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