治療事例紹介

足・趾のしびれ/痛み

足や、足の趾にしびれや痛みを感じる場合、その原因や部位によって様々な疾患が考えられます。このページではよくある足・趾のしびれや痛みを発する疾患についてご紹介します。

足・趾にしびれを感じるケース

脊椎疾患

脊椎椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・変形性脊椎症など脊椎(主に腰椎)の疾患で下肢への神経が圧迫されてしびれや痛みを発症します。
症状は下腿・足背・足底にみられ、立ちがり動作、長時間の歩行等で悪化する場合があります。

 

閉塞性動脈硬化症

下肢の動脈が細くなる、または、詰まるためにしびれや痛み、歩行障害がでます。
血圧脈波検査をおこなうことで、動脈硬化によるものかどうかの検査が可能です。

末梢神経障害

主に糖尿病等により末梢神経自体に障害が発生します。しびれは体の姿勢に関わらず持続し、場合によっては手指にも発生します。

足・趾に痛みを感じるケース

捻挫・骨折

スポーツ・事故・日常生活の動作で足を捻った場合に発症します。痛み、腫れ、皮下出血等がみられます。
捻挫の場合は、主にギプス・シーネ・サポータやリハビリにて治療します。
ただし、足関節の骨折の場合は手術治療になる場合も多いです。

足を捻った後に足の外側に痛みや腫れが見られる場合や、家具などに足趾をぶつけた後に痛みや腫れが見られる場合は、足趾が骨折していることがあるため、レントゲン撮影が必要です。

疲労骨折

スポーツや長時間の歩行後、下腿や足に痛みを感じます。
運動等で骨への負荷が持続することで骨に障害を起こすもので、駅伝等の大会前の毎日の走りこみ練習や、中学や高校になって運動量が増加したクラブ活動でも発生しやすいです。

似た疾患でシンスプリントがあります。こちらは疲労骨折ではありませんが、同様の原因で下腿に痛みを感じます。
いずれも放置して運動を続けていると悪化するため、早めの治療が必要です。

外反母趾

足の親趾の先が外側に曲がり、付け根の内側部分に痛みや腫れを引き起こします。
女性に多く、ハイヒール等の靴による障害が主だと考えられています。

適切な靴を使用することで治療します。偏平足を合併する場合は、インソールを作成し併用します。
親趾に対しては装具治療・リハビリ治療等をおこないます。症状が強く日常生活に支障をきたす場合は手術治療もおこないます。

足底筋膜炎

中年以降に多くみられ、荷重をかけた時に踵部分に痛みを感じます。
足底筋の踵骨への付着部の加齢変化によるもので薬物、装具、リハビリ治療で多くは改善します。

シーバー病

6~10歳くらいの男の子でランニングやジャンプなど運動量が多い場合に踵部に痛みを感じます。
成長期に下腿の筋肉の使いすぎによって踵部分の骨の成長軟骨に障害を発生するものです。

診察とレントゲンにて診断でき、治療は主にインソールを用いておこないます。場合によってはリハビリをおこなうことがあります。

アキレス腱周囲炎・腱炎

アキレス腱部に痛みや腫れ、熱感を感じます。
ジョギングなどのスポーツでアキレス腱部に繰り返し過度な負担がかかることによって発症することが多い疾患です。
慢性化すると回復に時間がかかること、腱炎の場合は断裂の危険があることより早期の治療が望ましいです。

治療は一時的なスポーツ活動の制限・薬物・インソール治療をおこない、症状が少し改善した後、ストレッチ等のリハビリ治療にて再発予防をおこないます。

 

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