治療事例紹介

膝の痛み

加齢・スポーツ・日常生活などの様々な原因で膝に痛みが発生する場合があります。このページではよくある膝に関する疾患についてご紹介します。

半月板損傷

症状

痛み・引っかかり・動かせない等

スポーツ等で膝を捻る動作で発症しやすく、急性期には動かせない場合もあります。
自然に症状が改善する場合もありますが、半月板が大きく断裂している場合は再発を繰り返すことが多く、また軟骨損傷の原因となることもあります。

治療

症状が軽い場合は薬・リハビリ・関節注射にて治療します。
症状が重い場合または前述の治療で改善しない場合は関節鏡による手術をおこないます。

靭帯損傷

症状

痛み・不安定感・膝が曲がりにくい等

スポーツや交通事故、自転車の転倒等で発症しやすく、関節内への出血で膝が腫れる場合もあります。靭帯損傷後も歩く事ができる場合も多いですが不安定感が続きます。

治療

  • 内側側副靭帯損傷の場合…主に装具・リハビリ治療
  • 前十字靭帯損傷の場合……主に手術治療
  • 後十字靭帯損傷の場合……程度に応じてリハビリまたは手術治療

自転車の転倒等で膝を打撲した場合、後十字靭帯の付け根部分が骨折しているケースもあり、程度に応じて手術治療が必要になる場合があります。

軟骨損傷

症状

痛み・腫れ・動かしにくい

外傷やスポーツで発症することが多く、靭帯・半月板損傷に合併して起こる場合もあります。
荷重時の痛みや関節の腫れが続き、剥がれた軟骨が挟まると膝が動かせなくなることがあります。

治療

まず軟骨損傷の部位や大きさ、状態を確認します。
その上で症状・年齢・スポーツ等の活動性を考慮して、薬・リハビリ・関節注射等にて治療する場合と手術治療する場合があります。

一般に「軟骨は一度損傷すると治らない」といわれますが、当院では損傷部位の状態によっては骨軟骨移植術や自家培養軟骨移植術での治療もおこなっています。

  • 骨軟骨移植術…………自分の膝の中の使わない軟骨を骨と共に移植する方法
  • 自家培養軟骨移植術…自分の軟骨から新たに軟骨を培養して損傷部位に移植する方法

変形性関節症

症状

痛み・腫れ・曲げ伸ばししにくい(正座できない等)・階段昇降がしにくい

老化・肥満・外傷等にて主に膝の内側の軟骨が磨り減ることにより発症します。歩行時、階段上り下り時、立ち上がり時等にて膝に痛み感じ、動作がし辛くなります。
また関節に水がたまって腫れたり、変形が進行し膝が動かしにくくなります。

治療

症状の程度に応じて薬物治療・リハビリ治療・関節注射・装具治療をおこないます。
特に筋力が重要で、痛みのために膝を動かさないと更に悪化する場合があるため、積極的な筋力トレーニングが必要です。
これらの治療をおこなっても症状が進行し、日常生活に支障をきたす場合は手術治療を検討します。

 

膝の痛みや可動域にお悩みの場合はお気軽にご相談ください。

 

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