腰痛の予防
皆さんの中でも経験されたことが多いのではないかと思われる腰痛に関して簡単に紹介していきます。
腰痛の多くの原因として、普段の姿勢や体の使い方、体幹(胴体部分)の筋力低下があげられます。今回は、主に予防を目的とした姿勢や体の使い方を三つに分け、図をまじえて紹介します。
普段の姿勢
座り方
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前かがみにならないで、腰もそらしすぎない様にします。腹筋に力を入れ背もたれがある場合は、それにもたれないようにします。
立ち方
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腰をそらしすぎずまっすぐに、腹筋とお尻の筋肉に力を入れます。
家事などで長時間立ちっぱなしの時などでは、前に低い台をおき片足をそれに乗せて行うと腰への負担を軽減させることが出来ます。
体の使い方
重いものを持ち上げる方法
腰を前かがみにするのではなく、膝を曲げて体勢低くします。しかし座り込んでしまうと持ち上げるときに余計に腰に負担がかかってしまうこともあるので、膝を90度程度、股関節を90度程度に曲げ、荷物をなるべく体に近づけてお腹に力を入れて太ももの力を使って持ち上げます。
できるだけ対象物に体を近づけるようにし、急激に反動を使って物を持ち上げないようにします。
重い物をずらして運ぶ方法
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引っ張るよりも押すほうが腹筋などの筋力が使いやすく腰への負担は軽減します。もちろん押すときの体勢も低くし、足の力を利用しましょう。
腹筋·背筋の鍛え方
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まずは、腹筋からです。
膝を軽く立て、おへそを見るようにして上体を起こしてきます。勢いで上げてくるのではなく、ゆっくりと肩甲骨が浮くくらいあげたところで5秒間保ってください。
そのとき息は止めないようにしてください。次に背筋です。
お腹の下に座布団を敷いて腰を反り返し過ぎないように注意しておこなってください。そのまま3~5秒間保ちましょう。両方とも各5~10回程度おこなってください。
今回紹介したものは簡単で予防的なものですので、長期間痛みが続いたり、足のしびれなどの症状がある方は受診し、医師に相談してください。
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